オリジナル・ホーンボタンのジャガーの細密な彫刻と深みのある黒いレンズ。
2年前に購入したホーンボタン(レプリカ)入念さに欠ける横顔の彫刻や黒レンズ。
ホーンボタン中央上部に付く方向指示器レバー。
ストッパーが壊れて止まらないので、
2年前に新しいホーンボタンを輸入し取付けた。
それはXK120を所有して以来2度目の交換だった。
その新しい方向指示器レバーも程なく壊れた。
何度も分解して修理したが、すぐダメになるので、
そんなモノなのだろうと諦めていた。
精密機械類に詳しい野口さんが
古い2個と新しいホーンボタンを細かく観察して
小傷はあるが古いオリジナルの方が良いと言う。
そして、古い2個のホーンボタン・アッセンブリーを使って、
欠陥部分は作り直し完璧な1個を作って下さった。
オリジナルパーツとレプリカパーツの違いが理解出来た。
最も大きな違いは、彫刻されたジャガーの顔。
オリジナルは、毛の一本一本が細密に彫られているが、
レプリカは、顔の彫りが簡略化されフラットである。
オリジナルの黒いレンズは透明度のある黒だが、
レプリカの黒いレンズは曇ってグレーっぽく見える。
またメッキの品質も良く無い。
またメッキの品質も良く無い。
オリジナルの固定用の円形プレート周囲のエッジには、
テーパーが付きシャフト部にスプリングが挿入されていて、
キックバックの振動を吸収する設計だが、
キックバックの振動を吸収する設計だが、
レプリカにはテーパーも無くスプリングも無い。
傷も無く汚れも無い新しいレプリカ・パーツ。
それはパレードに出場する様なクルマなら良いのだろう。
コンクールでも審査員はココまでの鑑識眼は無いだろう。
しかし、年式相応に使い込んだ重厚な味わいや、
コストを無視して手造りされた時代の
人間らしい工夫や機械としての使い易さには欠ける。
現代、クルマは普及し高性能になった。
しかし、1960年以降のコストダウンを重視して設計され、
大量生産されたクルマは、どんなに流麗なボディを纏っていても、
所詮はレプリカ・パーツと同じなのだ。
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傷も無く汚れも無い新しいレプリカ・パーツ。
それはパレードに出場する様なクルマなら良いのだろう。
コンクールでも審査員はココまでの鑑識眼は無いだろう。
しかし、年式相応に使い込んだ重厚な味わいや、
コストを無視して手造りされた時代の
人間らしい工夫や機械としての使い易さには欠ける。
現代、クルマは普及し高性能になった。
しかし、1960年以降のコストダウンを重視して設計され、
大量生産されたクルマは、どんなに流麗なボディを纏っていても、
所詮はレプリカ・パーツと同じなのだ。
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